みなさんはスワップポイントについて正しい知識を持っていますか。
実はスワップポイントだけで毎日利益を得ることができます。
スワップポイントとはなんなのか、どのような利益なのかをご紹介します。
スワップポイントは長期運用向けの投資方法
スワップポイントとは金利により得られる「利息」のことです。
金利が高い通貨を所有している間に毎日発生します。(インカムゲイン)
日付を跨ぐことで得られる金利
利息は毎日得られる金利で、NY市場が閉まる時間が日付の変わる基準になります。
日本時間ではAM6:40頃です。
長期運用に向いているのは一日の利益が少額だから
インカムゲインは僅かな利息を毎日得ることを長期的に行うことで利益を得る方法です。
短期運用に向いていないのには、スワップ金利が関与しています。
通貨を売買する際の金利差は支払う、もしくは受け取る必要があるため、金利が高い通貨の短期運用は逆に損をしてしまうことが多いです。
例えば、「A通貨が金利0.1%で売り、B通貨が金利5%で買う」場合、
A通貨を売る際に金利分0.1%を支払い、B通貨の金利分5%受け取ることになります。
では運用をしないまま、今度は「B通貨を売り、A通貨を買う」場合、
B通貨の金利分5%を支払い、A通貨の金利分0.1%を受け取ることになります。
短期の運用では為替差益がこのキャピタルゲインを上回らなければ損をしてしまいますね。
日本の金利は0.1%ほどなのに対して、海外では2~15%と高い金利の国が多く存在します。
そのため日本円で取引する際には、ほとんどの通貨でインカムゲインが狙えるというわけです。
スワップポイントのみの出金はできない
ここで注意しなくてはならないことは、スワップポイントのみの出金はできないということです。
原則はポジション決済後に出金ができます。
一部ではスワップポイントのみの出金ができる業者もありますが、少ない金額を出金する度にスワップ金利を支払うことを考えると、利息が付く元金をそのまま増やした方が効率が良いと言えるでしょう。
レバレッジに伴ってスワップポイントも大きくなる
少ない資金で大きな運用ができるレバレッジ制度ですが、スワップポイントにもしっかりと反映されます。
少ない資金で多くの利息が得られれば安心ですね。
ハイレバレッジで効率よくスワップポイントを稼ごう
国内FXではレバレッジが25倍までですが、海外FXでは888倍など大きく変わります。
この場合、いかに大きな金額で取引しようかと考えるのではなく、いかに少ない資金で運用をするかを考えましょう。
元金 | 10,000円 | 100,000円 | 1,000,000円 |
---|---|---|---|
レバレッジ25倍 | 250,000円 | 2,500,000円 | 25,000,000円 |
レバレッジ888倍 | 8,880,000円 | 88,800,000円 | 888,000,000円 |
このように、「同じ元金」から「どこまで大きな取引が可能になるのか」を多くの人が想像し、期待してしまいます。
しかしハイレバレッジの本質はいかに大きな取引をするかではありません。
この方法では一獲千金の賭け事の領域で、ハイレバレッジが「ハイリスク・ハイリターン」と言われる由縁です。
取引金額 | 10,000円 | 100,000円 | 1,000,000円 |
---|---|---|---|
レバレッジ25倍 | 400円 | 4,000円 | 40,000円 |
レバレッジ888倍 | 約11円 | 112円 | 1126円 |
このように考えると、ハイレバレッジでは1,000,000円の運用がたったの1200円ほどで可能ということがわかります。
ハイレバレッジは「運用したい金額」を「いかに少ない資金で実現できるのか」という考えをすると、安全な取引ができるようになります。
「ローリスク・ハイリターン」な運用が可能だということがわかりますね。
必ずしも「高金利の国が良い」とは言えないワケ
しかし金利が高いだけで選ぶのは得策ではありません。
金利が高い国は政情が不安定であることがあり、さらに他国の経済情勢に影響を受けやすい国もあります。
トルコ・リラの場合
トルコ・リラの金利は大体10%ほどですが、政情が不安定であることから金利が変動し易いです。
2020年ではこのような動きがありました。
2020年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
金利 | 11.25 | 10.75 | 9.75 | 8.75 | 8.25 | 8.25 | 8.25 | 8.25 | 10.25 | 10.25 | 15.00 | 17.00 |
8~17%の金利は非常に高いといえますが、1年間の金利の動きとしては不安定すぎるとも言えます。
メキシコ・ペソの場合
メキシコ・ペソの金利は大体6%前後。
中国経済の影響が大きく反映されます。
2020年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
金利 | 7.25 | 7.00 | 6.50 | 6.00 | 5.50 | 5.00 | 5.00 | 4.50 | 4.25 | 4.25 | 4.25 | 4.25 |
トルコ・リラと比較すると、変動はあるものの緩やかさを保っています。
南アフリカ・ランドの場合
南アフリカ・ランドはアメリカ経済の影響を大きく反映されます。
金利はおよそ7%前後です。
2020年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
金利 | 6.25 | 6.25 | 5.25 | 4.25 | 3.75 | 3.75 | 3.50 | 3.50 | 3.50 | 3.50 | 3.50 | ー |
南アフリカ・ランドの場合も変動があるものの、緩やかさがありますね。
2020年はコロナの影響が大きかった
2020年はコロナの影響で多くの国の情勢が変わりました。
トルコ・リラが金利の回復をしているようにも見えますが、そうでもしないとお金を預ける人がいないということです。
しかし円安の影響でいくら金利で儲けようが為替取引で日本円に戻す際に儲けがトントンになってしまうか、むしろ損失になってしまう可能性が否めません。
高金利という部分だけで判断するのではなく、為替レートや円安円高についてもしっかりと確認してから運用をするようにしましょう。
ハイレバレッジで少ない資金で長期的な運用をしよう
今の日本では金利が低いので、どんなにお金を銀行に預けようが金利で増えることは望めません。
しかし海外ならば、高金利の銀行が数多くあるので、お金を預けるだけで高い金利の利息を得ることができますね。
それだけでは外資預金同じように思えますが、海外FXでのスワップポイントの真髄はハイレバレッジにあります。
外資預金では資金がある限りしか運用できませんが、海外FXのハイレバレッジを利用すれば少ない資金で運用が可能になります。
長期的な運用なら、スワップポイントで利益を得ましょう。