テクニカル分析の一つであるRSIについて解説していきます。
RSIでのチャート分析は初心者にもわかりやすく、人気もあるテクニカル分析です。
基本的に「買いすぎ・売られすぎ」を可視化したチャートですがそれが何を意味するのかなどをご紹介しています。
RSIとは?
RSIはテクニカル分析に利用されるインジケーターの一つです。
「Relative Strength Index」の頭文字をとった名前です。
基本的には「買いすぎ」と「売られすぎ」を判断するためのインジケーターです。
つまり、価格がそれまでの価格と比較して価格が「上がりすぎている」もしくは「下がりすぎている」かを判断することが可能ということです。
SRIの計算方法は
「対象期間の値上がり幅平均÷(対象期間の値上がり幅平均+対象期間の値下がり幅平均)×100」
となり、例えば
14日間のRSIを算出するとき
●上昇した日が8日間でその平均が10円
●下降した日が6日間でその平均が6円
だった場合には
「10円÷(10円+6円)×100=62.5」つまりこの14日間のRSIは62.5%となります。
RSIでチャート分析は可能か不可能か?
RSIには基準となる数値があります。
非常にシンプルで「30%」「70%」のラインを基準に判断していきます。
RSIの数値 | 買い売りの判断 |
---|---|
70%以上 | 買われすぎ 天井圏が近いことが読み取れる=売りを検討する |
30%以下 | 売られすぎ 底値圏が近いことが読み取れる=買いを検討する |
チャートの分析というには至極シンプルな判断で、「70%以上で売り」「30%以下で買い」となります。
反対に、40~60%のエリアでは見守るという選択になることが多いため、トレンドを見逃さないように見張る必要はあるでしょう。
騙しに要注意
騙しとは、テクニカル指標のシグナル通りに相場が動かないことを言いますが、RSIの分析においてもこの騙しは注意が必要です。
この騙しを回避するためにはRSIのみでは正直厳しいと言えます。
そのため
MACDとRSI
ボリンジャーバンドとRSI
一目均衡表とRSI
のように、他のインジケーターと組み合わせて活用するようにしましょう。
MT4/MT5でRSIを設定する方法
MT4/MT5でRSIを表示する設定方法と最適な設定数値をご紹介します。
パソコン版
まずはプラットフォームを立ち上げ、上部メニューの「挿入」から「インジケーター」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Relative Strength Index」を選択しましょう。
次にRSIの設定画面が表示されたら「OK」をクリックすれば設定が完了です。
おすすめの設定値
まず変更できる項目は以下の4点です。
- 期間
- 適応価格
- スタイル(線の太さや色)
- 下限・上限の値
【期間】
デフォルトでは「14」という設定になっていますが、これは14のままがおすすめです。
また、14以外の数値ではRSIの機能を正しく活用できないため設定する数値には注意が必要です。
【適応価格】
適応価格とはRSIを算出する際にもとにする価格のことで、基本的には「終値」を選択しましょう。
MT4 の場合の終値は「Close」です。
ちなみに他にはOpen(始値)、High(高値)、Low(安値)などがあります。
【スタイル(線の太さや色)】
この設定は自分が見やすい仕様にするのがおすすめです。
設定は簡単に変更することができるため、それぞれ試してみるのもよいでしょう。
【下限・上限の値】
RSIは0~100%の数値を可視化するためのものですから、特に変更する必要はないですし、むしろ特別な理由がない以上変更はしない方がよいでしょう。
下限が0、上限が100のデフォルトのままで大丈夫です。
スマホ版
MT4 起動し、画面上部の「f」をタップしましょう。
次に「メインウインドウ」をタップします。
すると「オシレーター」のカテゴリーが表示されるので「Relative Strength Index」をタップしましょう。
RSIの設定画面になるため、必要な変更項目があれば変更して、右上にある「完了」をタップして設定が完了となります。
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