スリッページが起こる原因を知っていますか?
スリッページは約定力が大きく関係するもので、約定力が不足していたり、約定スピードが遅いことで起こります。
では海外FXの約定力がどれほどのものでしょうか?
スリッページとは?約定力との関係性
まずはスリッページについて簡単に説明をしましょう。
スリッページとは、「注文レート」と「約定レート」の差を示します。
スリッページなしなら、注文レート通りに約定がされます。
しかしスリッページありの場合は残念ながら良くも悪くも注文レートと約定レートに差ができてしまいます。
例えば「1ドル=105.33円」で買い注文したのにも関わらず、注文が約定したときには「1ドル=105.35円」になり、注文時と約定時の差額が発生している状況をスリッページと言いますね。
この場合、0.02円=2pipsのスリッページと表現します。
イベント時などのレートの動きが急変しやすい時にスリッページは起こりやすくなります。
これには約定力や約定スピードが大きく関わってきます。
約定が弱かったり、遅かったりすると、その分スリッページの幅が広くなるとイメージしてみて下さい。
約定力が高く、速い方が良いというのがわかりますね。
約定力については後程ご紹介します。
また、スリッページには自分で設定することで「許容範囲」を設定することが可能です。
許容スリッページの設定をしよう
許容スリッページとは、「スリッページしちゃっても、ここまでならそのまま約定してほしい、でもそれ以上なら注文を取り消すよ」という設定をすることで、最小限のスリッページに抑えることができるシステムです。
この許容範囲の設定値には推奨値があるため、参考にしてみて下さい。
許容スリッページ | |
---|---|
スキャルピング | 1pips未満 |
通常時 | 5pips |
イベントなど | 10pips |
許容スリッページが狭いほど約定が不利になるため、推奨値をおすすめします。
MT4・MT5の設定方法は、
「ツール」→「オプション」→「取引」→「価格誤差のデフォルト」
この価格誤差がスリッページのことで、この項目が設定項目となります。
「直近を再使用」を「デフォルトを指定」に変更し、ポイントを設定することで設定を変えることができます。
約定力は取引方式により大きく異なる
先ほど紹介した約定力についてご説明します。
約定力とはトレーダーの注文を成立させる能力のことを表し、約定率や約定スピードを合わせて約定力と表現し、約定力が高いほど優秀な口座になります。
この約定力の高さには取引方式が大きく関わります。
取引方式とは、国内FXではDD方式、海外FXではNDD方式を基本として取り扱っていて、この2つの取引方式が大きく異なることを理解しましょう。
NDD方式なら高い約定力と取引の透明性がある
NDD方式の場合であれば、ディーラーが取引に介入することが不可能なため、取引を操作されたり、意図的なスリッページがありません。
さらにNDD方式では基本的に自動マッチング形式を活用しているため、トレーダーにとって一番有利なトレードが選ばれ即座に約定されます。
そのためNDD方式の方が、手動で行うDD方式よりも約定率が高く、コンピューターが操作するおかげで約定スピードも速いことが言えます。
また、詳しくDD方式とNDD方式について違いを紹介している記事があるので、詳しく読みたい方はこちらもどうぞ。
DD方式をおすすめしない理由とは
先ほど紹介した「「DD方式」と「NDD方式」は全く別物!DD取引は危険?」こちらの記事の「国内FXで有名なDD方式の闇
」に書いていますが、DD方式は実は危険が多く、悪質なFX業者の場合にはレートを操作され、すぐに追証に追い込まれます。
リスクを限りなく少なくしたいのであれば、海外FXのNDD方式を活用しましょう。
スリッページが起こる可能性が高い時とは
残念ながら約定力がどんなに高くても、スリッページが起こりやすいタイミングは存在します。
それはイベントや経済指標発表時などレートが不安定になるタイミングです。
過去にもスイスショックなどで多くのトレーダーが撃沈してしまいましたが、それほどの価格変動が起こるとスリッページは免れないと思って下さい。
経済指標について詳しくはこちら
対策としては、資金を預けすぎないこととイベント時のトレードは控える(長期運用の場合は一度決算してしまうなど)ことをおすすめします。
また、資金を分割することでもシステムダウンなどのイレギュラーに対応することが可能です。
基本的にゼロカットが適応されるため、預けている資金以上の損失が起こることはありません。
※国内FXの場合は預けている資金を超える分は追証として支払う必要があるため取引自体、慎重に行う必要がありますね。
FXを始めるなら海外FXがおすすめ
海外FXのNDD方式を採用した取引ならスリッページの可能性がかなり低くなります。
また、万が一マイナス残高になってしまってもゼロカットがあるため追証がないのも大きなメリットです。
海外FXが追証を採用しない理由はこちらで紹介しています。
しかし、ゼロカットがないとはいえ預けている資金分は戻ってこないため、そのリスク回避のために複数業者で複数の口座を所有し資産を分散しておくことが安心です。
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